髪の毛と言うのは肌の角質層が変化したもので、同じように肌の角質層が変化してできているものに爪があり、毛穴から表面に出ている部分と言うのはすでに死んだ細胞であり、髪がどんどん伸び続け生涯にわたって成長するのではなく、毛周期によって新しい毛に生え変わっているところが肌と違う点です。髪の毛は地肌の中にある目に見えない部分の毛根の下の膨らんだ部分の毛球の中にある毛母細胞が角化することで作り出され、髪が成長する元になる部分である毛母細胞は、周囲の毛細血管から酸素や栄養を受け取って活動しているので、健康で美しい髪を作り出すためには頭皮の血行を良くしておくことがとても大切なポイントになります。

毛球の毛母細胞で髪の毛は作られ、毛球部の底のへこんだ部分の真ん中に毛乳頭があり、毛乳頭には多くの血管があってそこから髪を育てるための栄養分や酸素が運ばれてくるという仕組みで、さらに色素細胞は髪の毛の色を決めるメラニン色素を作り出し毛母細胞に色素を供給し、この細胞がメラニン色素を含みながら分裂することで髪の毛は様々な色に変化します。

私たちが通常髪と呼んでいるのは頭皮から表面に出ている部分で毛幹と呼ばれる部分です。毛幹は真ん中に毛髄質がありその周囲に毛皮質、そして一番外側に毛小皮があります。そしてこのもっとも外側にある魚のうろこのように何枚も重なり合って出来ているものが毛小皮で別名をキューティクルといい、このキューティクルは丈夫で日常生活の中の様々な外的な影響から毛髪を保護してくれる役割をし、光を反射することで髪の毛に光沢を与える為、キューティクルが整った髪はつややかで美しい髪と言うことになります。

毛髪には生えてきていずれは抜け落ちる毛周期(ヘアサイクル)がありますが、このヘアサイクルは誰でも同じでなく人によって個人差がありますが、一般的には男性は2年から5年程度、女性は4年から6年程度だといわれており、さらに髪の毛の一生は成長期と退行期、休止期とに分けられます。成長期は2年から7年程度の期間だといわれており、細胞が分裂を繰り返すことで、髪の毛が最も成長する時期であり、成長期の髪の毛が髪全体の85パーセントから90パーセントを占めています。そして退行期は約2週間から3週間程度続き、細胞の分裂が少なくなり、成長を終えた毛球部分が縮小し始めますが、退行期の髪の毛は髪全体のおよそ1パーセント程度です。そして休止期にはいると毛母細胞の活動は完全に止まり、髪は成長することなく頭皮にとどまっているだけのため最後は自然に脱毛してゆくのですが、休止期の髪は全体の10パーセントから15パーセントほどで、その期間は2ヶ月から4ヶ月ほど続きます。

抜け毛の量が多い人は、成長期が早くなって休止期の期間が通常よりも長くなるため、休止期に新たにきちんと頭皮を整えて毛が生えてきやすいような状態にし、成長期を長くすることが重要なポイントになります。

髪の生え変わりというのは日本人の平均的な毛穴の数が10万本といわれ、人によって差はあるにしても正常時でも一日に約50本から100本程度は抜けるといわれており、そして髪の毛は同じ毛根から新しい毛が生えてくることを繰り返し、約5年ほどですべての髪が生え変わることになります。髪の生え変わり回数は決まっているわけではありませんが、100歳生きたとして5年ですべての髪が生え変わるのだとすると、20回ほどの生え変わり回数と言うことになりますが、ただし、男性ホルモンの影響、加齢によるホルモンバランスの変化、頭皮の皮脂、頭皮の血行不良、ストレスなど様々な原因によって抜け毛が起こることが考えられます。

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