AGAにはヘアサイクルが関係しています

AGAは男性ホルモンのバランスの影響を受けて抜け毛が増えて薄毛が進行するものですが、これには髪の成長の仕組み、つまりヘアサイクルが関係しています。髪の毛には一本毎に寿命があって、生えては伸び、やがて抜けていく仕組みです。

 
これには、毛球が成長して髪が生えて成長する成長期、毛球が退縮して髪の成長が止まる退行期、毛球の活動が休止して髪が抜ける休止期があります。これがヘアサイクルで毛周期とも呼ばれ、これを繰り返す仕組みになっています。

 
正常時の髪は成長期が一番長く2〜6年で、その後約2週間かけて退行していき、そして3〜4ヶ月活動を休止した後また成長期に入ります。ところがAGAの場合は、退行期と休止期は変わりませんが、成長期が極端に短くなるために髪が十分に成長できないまま抜けてしまうという特徴があります。そして数が少しずつ減っていき、長さも太さも不十分のままで薄毛の状態が進行します。

 
ところで、ヘアサイクルには生活習慣とストレスも大きく関わっています。食生活の乱れや夜更かし、ストレスの髪への影響は無視できません。ストレスがたまると皮脂の分泌が過剰になり、血行が悪く頭皮が固くなって発毛を抑制したり、抜け毛を助長する原因にもなります。さらに、内臓にも悪影響を与え、体の機能を低下させホルモンバランスも崩してしまいます。つまり、AGAの予防と正常なヘアサイクルの回復には生活習慣の改善が大切です。

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